0aeb6abd5ca25eedd06ba5d494b43090_m

このページでは長文読解の速読を最短で身につける勉強法をご紹介します。

単語が苦手でも、文法が完璧じゃなくてもすぐに実践できる勉強法ですので、ぜひ試してみてくださいね。

長文読解の速読に単語力は不要!

「単語力が足りないから、長文が読めない」
考える人が多いのですが、実際はそうではありません。

初歩的な1000語程度の単語で書かれた、やさしい物語でさえ、
長文読解の読み方を知らなければ一貢読むのにもかなりの時間がかかります。

実践してみましょう。

次の英文には、おそらくみなさんに未知の英語はないだろうと思います。

50秒くらいで読めるか試してみましょう。

50秒くらいでというのは、換算すると1分で100語に当たります。

(大学受験での目安の読解速度は、1分間で100語と言われています。)

———————————————————————
例文1
———————————————————————

いかがでしょうか?

一気に読み下して内容が分かった方は、
かなりの速読力があるといえます。

しかし、ほとんどの人は、単語がすべて既知であっても
時間内に理解しきるのは難しいと思います。

単語が全部分かっていたとしても、速読はできないのです。

そもそも、本来であれば私たちは、
分からない単語があっても、
文章を読めるはずです。

例えば、「ヤバイ」という単語。

「このお菓子ヤバイ。もう一個ほしい。」

「ヤバイ。宿題忘れた。」

「あの人、ヤバイ。かっこいい。」

全部「ヤバイ」ですが、使われている意味は全部違いますよね。

なのに、私たちはこの「ヤバイ」が、
なぜ「ヤバイ」のかが分かります。

なぜなら私たちは「ヤバイ」という単語を、
「ヤバイ」という単語からではなく、
前後の文から意味を推測して理解しているからです。

つまり、たとえ「ヤバイ」という単語の意味が分かっていなくても、
私たちは文意から文章を理解できているのです。

では、なぜ英語だと、例え単語が全部分かっていたとしても、
スラスラ読めなくなってしまうのでしょうか?

長文読解は日本語に訳してはいけない?

なぜ、単語が全て分かっていても、
英語長文をスラスラと読むことは
難しいのでしょうか?

たとえ単語が分かっていても、
英語長文が読めない理由。

それは、みなさんが
「英語を日本語に直して読んでいるから」
です。

「日本語に直して考えるのは当たり前」
と思うかもしれません。

その考えをなくしましょう。

英語の文は、英語そのままを
頭で理解するだけでいいのです。

日本語に訳す必要はありません。

なぜなら、日本語というのは、
ご存知のとおり、
英語とはまったく構造が違います。

キレイな日本語に和訳しようとすると、
英文の中をいったりきたりしながら
訳していかなければなりません。

例えば

I was reading a book which my father gave me yesterday.

という文章があったとします。

これを日本人は

「私は昨日父が私にくれた本を読んでいた。」

と、理解しようとします。

前から読んで、ピリオドでUターンし、
意味を並び変えて、日本語の文を作り、
はじめて意味を理解する。

そんな読み方をしている人が多いでしょう。

当然ですがネイティブは、
そんな読み方はしません。

ネイティブなら前から順番に

「私は本を読んでいた、←父が私にくれた、昨日」

という順番で頭に入れます。

日本語としてきれいな文章にはなっていませんが、
これでも文章の意味はわかりますよね。

この場合、日本人とネイティブだったら、
ネイティブの読み方のほうが圧倒的に短い時間で
内容を理解できることが分かると思います。

つまり、どんな英文でも
スラスラ読めるようになるコツとは、
「英文を前から順番に理解すること」です。

英文を日本語の語順に
並べ直して考えていては、
英文が長く複雑になればなるほど
読めなくなっていきます。

どんな英文でもスラスラ読めるようになるには、
私たちの頭を英語の語順で理解することに
慣れさせることがポイントなのです。

「そんなことが本当にできるの!?」と、
思うかもしれませんが、
ビジネスで英語を使っている人や、
海外で暮らしたことのある人は、
みんな意図せず、この理解の仕方で
英文を理解しているはずです。

もちろん、1日2日で
この速読法は身につけられません。

早ければ、1ヶ月ほど、
遅くても3ヶ月くらいで
効果を時間できるようになるでしょう。

長い道のりに感じるかもしれませんが、
この「前から理解する読み方」ができるようになれば、
驚くほど英文を読むスピードは上がります。

でも、どうやって「前から理解する読み方」を身につけるのでしょうか?

長文読解、速読力をつけるにはたった2ステップ!

さて、突然ですが、みなさんは、
スラッシュリーディングという読み方を
聞いたことがありますか?

きっと、みなさんの中には、
「もうスラッシュリーディングで読んでいるよ」
という方もいらっしゃると思います。

スラッシュリーディングとは、
文のかたまりごとにスラッシュを入れ、
この区切りごとに前から訳していく読み方です。

(例)

Five score years ago, / a great American, / in whose symbolic shadow / we stand today, / signed / the Emancipation Proclamation.

100年前に/一人の偉大なアメリカ人が/その人の象徴的な影に/私たちは今日立っている/署名した/奴隷解放宣言に。

速読するには、
このスラッシュリーディングが
なによりも重要です。

みなさんには、
最終的には、英文にスラッシュを入れながら、
文章の意味を訳していけるようになって頂きます。

そのためには、まず、
スラッシュリーディングに
慣れることが重要です。

今回は、わかりやすいように
事前にスラッシュを入れておきました。

このスラッシュごとに
下記の英文を訳してみてください。

———————————————

例文2

———————————————

うまく訳せたでしょうか?

初めての方はもしかしたら
なんだかやりにくいと
感じたかも知れませんね。

さて、次に
模範訳を見てみましょう。

ただし、これは
唯一絶対の訳ではありません。

これと同じ内容が自分の言葉で
理解できているかどうかを確認してください。

———————————————

Do you remember / the village / we lived in / twenty years ago, / when the both of us felt / that life would go on / in the same way?

(覚えていますか/あの村を/私たちが住んでいた/20年前に、/その当時私たちは二人とも感じていた/生活は続くだろうと/以前と同様に。)

I often wonder / whatever happened / to that cat, / the one / which would come / to the back door / for its milk / each day, / but never once set / its foot / inside the house.

(私はよく考える/何が起こったのかと/あの猫に、/あの猫とは/よくきた/裏口に/ミルクのために/毎日/けれど一度も入れなかった/足を/家の中には)

And then one morning / it simply didn’t turn up, / but why / we never knew.

(そしてある朝/さっぱり姿を見せなくなった/しかしなぜか/私たちには分からなかった)

Perhaps it had grown tired / of us, / as we later grew tired / of ourselves.

(恐らくその猫は飽きていた/私たちに/私たちも飽きてきたように/私たち自身に)

———————————————

さて、この訳で読んだときにおそらく多くの人が
「訳すことはできるけど、なんだか読みづらいな…」と
感じたと思います。

通常ですと、このあと、
キレイな日本語に並べ替えて、
意味を理解するでしょう。

しかし、これからは
日本語には極力並べ替えてはいけません。

前から訳したこの訳に慣れることこそが
速読には大切だからです。

速読力を鍛えるマル秘トレーニングとは?

さて理論はご説明し終わりましたので、
いよいよ実践していただくのは、
反復トレーニングです。

トレーニングはいたってシンプルです。

—————————–

STEP1
簡単な長文をスラッシュリーディングで読む

(例)
Do you remember / the village / we lived in / twenty years ago, / when the both of us felt / that life would go on / in the same way?

(覚えていますか/あの村を/私たちが住んでいた/20年前に、/その当時私たちは二人とも感じていた/生活は続くだろうと/以前と同様に。)

STEP2
英語→日本語を区切りごとに音読(×10回)

(例)
Do you remember→覚えていますか、the village→あの村を、we lived in→私たちが住んでいた、 twenty years ago,→20年前に…(略)

STEP3
日本語の意味を思い浮かべながら、英文を通して読む

(例)
Do you remember the village we lived in twenty years ago, when the both of us felt that life would go on in the same way?
—————————–

この①~③を1日30分間、
毎日繰り返しましょう。

トレーニングに使う長文は、
まずは知っている単語が多く、
簡単な長文を選びましょう。

語数は500語~1,000語程度を
目安にしてください。

長文を選ぶ基準は下記です。

  • 知らない単語が少ないこと
  • 今まで読んだことない長文であること
  • 訳の解説がついていること
  • 音読用のCDがついているとなおよい

だんだん慣れてきたら、
少しずつ語数を増やしていきましょう。

人によって参考書の好みはあるので、
ぜひ本屋さんで手にとって
探してみてください。

自力で参考書を探したり、
一人ですすめていくことに不安がある方には、
この速読法とほぼ同じ手法をカリキュラム化している
スーパーSIM」という教材をオススメします。

テキストや音声は速読取得用に作成されており、
添削もしてくれるので、
正しく速読法を習得できるよう
フォローも期待できる点がオススメです。

「本当にこんな方法で大丈夫なの?」
と思うかもしれません。

しかし、このトレーニングを繰り返すうちに、
ある日ふと、英語を英語の語順で
理解できていることに気付く日がくるはずです。

もちろん、人によって
習熟度には差が出てくるはずですが、
半年もやれば、かなりスラスラと
英文を読めるようになるでしょう。

このトレーニングは、
必ず「コツコツと続けること」が
ポイントです。

一気にたくさんやって、
しばらくやらないのでは意味がありません。

意識しなくても、
自然と英文を前から訳していけるように
なるためには、地道な努力を積み重ねるようにしましょう。

コメントを残す